本が教えてくれること

こんにちは。大阪市都島区しんこう印刷株式会社の稲葉です。
今回は印刷とは直接関係のない趣味の話を。


私の楽しみの一つは通勤電車内での読書です。
先日読破した小説はとても心に残る内容でした。
イギリスの小説家ジェフリー・アーチャー著「遥かなる未踏峰」。
イギリス人登山家ジョージ・マロリーの人生を描いたものです。


恥ずかしながらマロリーのことは全然知らなかったのですが
世界で初めてエベレスト登頂に成功したかもしれない人だということを
知りました。
なぜ「かもしれない」かというと、頂上への登頂に挑戦したものの、
そのまま行方不明になったからです。


彼は有名な言葉を残したと言われています。(真偽の程は不明。)
何故エベレスト登頂に挑戦するのかと問われて答えた台詞です。
「Because it is there.(そこにそれ=山があるからだ)」


小説の冒頭はマロリーの遺体が死後75年後に発見されるシーンで始まります。
百聞は一見にしかず。どうしてもその写真が見たくなってインターネットで調べてみました。
それは・・・・・。
なんて「意志」にあふれた遺体だろう!
それは執念と言ってもいいような熱い思いが感じられる姿でした。


読書の素晴らしさは、さまざまな世界を教えてくれること。
さまざまな物の考え方を教えてくれること。
この小説では山に懸ける登山家の思い、そしてそれを見守る家族の思いを
知ることができました。


この作者の小説は全て面白く好きですが、高校生の頃に読んだ
チェルシーテラスへの道」という小説が私の仕事観に影響を与えた気がします。
イギリスの高級百貨店ハロッズ創業者をモデルにしたサクセスストーリーで、
下町のしがない野菜売りが持ち前の商才で百貨店オーナーになるまでを描いた小説です。
― 私も人よりいい仕事をしたい。―
この作者に限らず、どの小説家の作品を読んでもそうですが、当たり前といってもいい事実を
改めて教えてくれます。
成功する人は本当に勤勉で、人の何倍も勉強し、努力しているということ。
まだまだいい仕事をしているとは言いがたい自分。
小説を読むと、「努力が足りない」「覚悟が足りない」と叱咤されますね。


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